赤ちゃんが産まれて、一番大変なのが「ねかしつけ」と言われています。
そのため、ねかしつけを楽にする「ねんねトレーニング」、略して「ねんトレ」に興味を持たれているママ、プレママも多いのではないでしょうか?
ねんトレを実践すると
・寝かしつけが不要になる
・ママの時間が増える
・赤ちゃんが自立する
と言われています。
今回は、そんなねんねトレーニングにオススメと言われている本「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」について、実際に読んで実践したものの、失敗した内容についてご紹介させていただきます。
これからねんねトレーニングを始めようと思っているプレママ、ママに向けて、同じ失敗とならないよう、少しでもお役立ちできれば幸いです。
目次で簡単に読む
読んだキッカケ
私は妊娠中に、「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」を読みました。
「赤ちゃんが産まれると、自分の時間が全くなくなるよー」
「寝かしつけが一番大変だよー!!」
と、先輩ママから何度も聞かされていたため、「ねんトレ」に興味を持つようになったのです。
ネットで口コミが良さそうな本を検索して出会ったのが、
「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」
でした。
「この本を読んだら!寝かしつけ不要になった!」との声が多数書かれていたので、これは効果がありそう!と思いました。
本の内容:実践方法はジーナ式
「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」では、イギリスのカリスマベビーシッターが提唱する育児方法、「ジーナ式」について書かれています。
ジーナ式は、生まれたばかりの赤ちゃんの生活リズムを整えるために、環境づくりを徹底するところから始まります。
環境づくりを徹底すし、1日の時間を
「寝る時間」
「起きる時間」
「授乳の時間」
「遊ぶ時間」
に分けて赤ちゃんに覚えこませるのです。
「ジーナ式を実践すると、赤ちゃんがすやすや朝まで熟睡してくれる」と言われています。
また、早い段階から赤ちゃんが自立するため、寝かしつけが不要となり、一人で寝てくれるようになるそうです。
ジーナ式を上手にできるようになって、赤ちゃんの生活リズムが整うと、ママは自分の時間を確保でき、時間を有意義に過ごせるので良いですよね。
羨ましい限りです。
私が実践しようとした結果
見事に失敗してしまった
私は「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」通りの内容で、ねんトレを実践したかったのですが、で出しから見事に失敗してしまいました。
失敗した理由は、子供の性格を始め、準備不足、私の焦りなど、思いあたる節は色々あります。
失敗した理由について、詳細を記載します。
母乳育児にとらわれ過ぎて、気持ちの余裕がなくなった
赤ちゃんが産まれると、助産師さんから
「赤ちゃんが泣いたらすぐおっぱい!」と口すっぱく言われます。
・・・新生児の赤ちゃんは、すぐ泣きます。
そのため、最初は頻回授乳といって、1~2時間おきに授乳することが多いです。(私も1時間おきに授乳していました。)
ねんねトレーニングの本には
「この時間になったら授乳:片方を20分あげて、もう片方を90ml搾乳する」
「3時間経ったらまた授乳の時間」
的な内容が、とても具体的に書かれています。
しかしながら、一日中泣いている赤ちゃんと一緒にいると、
「とにかく授乳をしなきゃ!」
「あーまた泣いてる!!もう!!(イライラ)」
と、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまいました。
また、胸の痛みや張り・乳腺炎の初期症状にも毎日悩まされ、とにかく余裕がありませんでした。
今振り返ると、私自身母乳育児にとらわれすぎていたように感じています。本によると、状況に応じてミルクをあげてもいいのですが、
「母乳育児じゃないとだめ」と思い込んでいたこと
母乳トラブルに悩まされていたこと
ねんねトレーニングどころではありませんでした。
ちなみに、2人目は絶対ミルク育児にしようと思っているので、ねんトレリベンジします!
夜はちゃんと寝てくれた
新生児を過ぎた生後1ヶ月頃から、娘は夜ぐっすり寝てくれる子でした。
そのため、母乳育児にも少しずつ慣れたころから、
「夜寝てくれるから、ねんねトレーニングしなくてもいいや」と思い始めました。
しかし、赤ちゃんのねんねのスケジュールって放っておくとすぐに変わるんです。
私の娘も生後5ヶ月頃を過ぎたころから、
・寝かしつけに時間がかかる
・夜何度も起きる
など、スケジュールが大きく乱れ始めました。
今は1歳半を過ぎた娘ですが、ねかしつけに1~3時間かかってしまい、私自身正直すごく大変です。大きくなるたびに寝かしつけが大変になってきているなと感じています。
もしあの時ねんトレがちゃんとできていれば、今頃ねかしつけもしなくて済んだかな・・・と思うところが多々あります。
ジーナ式の方法が合う人とは?
本を読み終えて、私も子供が産まれて母乳育児をスタートさせて、ひと段落して、思ったことがあります。
それは、ねんねトレーニング、特に本の中の「ジーナ式」は結構極端な方法のため、
「合うタイプの人」と「合わないタイプの人」がいるだろう、ということです。
私が思う「ジーナ式のやり方が合っているだろう」人(ママ)は、次の通りだと考えます。
本の内容に沿って忠実に行動ができる人
これが相当大変です。
「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」は、そもそもがイギリス人向けに作られており、日本人の生活習慣に合っていません。
赤ちゃんが泣いても放っておく
赤ちゃんが眠る部屋を独立させる(真っ暗にできる)
母乳足りなかったら、ミルクを足す
思うようにいかなくても、赤ちゃんが慣れるまで本に書かれた1日のスケジュールを徹底する
など、なかなか大変です。
「やるぞ」と決めた方は、私のように生半可な気持ちではなく、何があろうと徹底して行動することが大事です。
準備を怠らない人
「ねんトレ」は赤ちゃんが産まれる前からの、イメージトレーニングが本当に大事です。
産まれると、思った以上にバタバタん生活でねんトレを考える余裕すらないからです。
「赤ちゃんを独立して寝かせるお部屋はどこにするのか」「寝かせる時はどのような手順で行うのか」等、一つ一つを丁寧に決めておくことがとても重要だと感じています。
また、ママ一人ではできないことも多いので、事前にご家族に協力を要請(この時間に沐浴して寝させるよ!など共有できること)することも大切です。
念入りに準備ができると、赤ちゃんが産まれてからの行動が比較的スムーズにいくはずです!
大変だと感じても諦めずに継続的に続けられる人
当たり前ですが、大人の思うようにならないのが、赤ちゃんです。
寝ない、飲まない、頻繁にお通じをする。
スケジュール通りに行動しようとなると、思い通りにいかず、赤ちゃんに合わせよう、と諦めてしまうことも多いですが、ねんトレに沿ったスケジュールに慣れさせるためには、やはり継続は力なり、諦めないことが大切です。
家が広くて赤ちゃん専用部屋を作れる人
日本人のお家(特にマンション)ではなかなか厳しくて、私も断念しましたが、ねんトレをするにあたって、赤ちゃんが落ち着いて寝ることのできる専用部屋を作ることがとても大切です。
「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」の本では、赤ちゃんが寝る時は専用の部屋に連れていって、真っ暗にして一人にさせて、赤ちゃんが泣いても親は放置して耐えることが大事のようです。そのため、お家が広い方が合っているんだろうな、と感じました。
イギリスのお家って広そうですもんね。
我が家は里帰り先の実家では、そういう部屋がなかったのもあり、あえなく断念しました・・・。
まとめ
今回の記事では「ねんねトレーニングって本当に難しい:私の失敗談をご紹介」ということで、私のねんトレの失敗談と教訓について書かせていただきました。
ねんトレ、「できたら楽だなぁ」と思っていたのですが、できるまでがこんなにも大変なんだとは思いもしませんでした。
1歳半の娘の寝かしつけ、長い時で3時間もかかってしまい、私以外の人では寝かしつけできないので、早く解放されたいと思うこの頃。何か良い方法があれば実践したいです。
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